52才で解放された心

昨日の地震、怖い思いをされた方が多いことと思います。義姉からの心配メールを見て地震があったことを知った私。情報を得ようとラジオをつけて片づけをしていました。

NHKで9時のニュースの後、「明日への言葉」という番組が始まりました。児童精神科医・夏刈郁子さんという方がご自身の半生を赤裸々に語られました。(本当は名字の2文字目は草冠がつくのですが、パソコンで打ち出せません、ごめんさない。)彼女が幼い頃、母親が統合失調症を発症。あれ、『私の母はビョーキです』を書いた人かな、でも精神科医というから別の人かな、と思いつつ耳を傾けました。

まず印象に残ったのは、「復讐は人の心を救わない」という言葉。

中学時代、いじめられて惨めな思いをした夏刈さんは、「見返してやる! あいつらよりいい人生を送ってやる!」と頑張って医学部に入ったそうです。でも、目標を達成したら、心が空っぽになってしまった、後は孤独と絶望だけが襲ってきたと言います。そんな中、2度の自殺未遂と摂食障害を経て精神科医に。

“友人”から、お母さんと向き合わないと解決しない、と促され、恨み憎んでいた母と10年ぶりに再会。彼女自身が母親の事情が分かるだけの大人になったこともあり、母の姿を見て許すことができました。

本当に喜んで、生きることに前向きになったその矢先、たった一人の“友人”と思っていたその人からショックなメッセージが届き、へたりこみます。

それをも受け止めながら、彼女は懸命に生きていきます。

そして、3年前『私の母はビョーキです』の本を知り、著者の中村ユキさんに会いに行きます。自分と同じ事情の中で生きてきた人に、6時間、自分の気持ち、辛かった事・悲しかった事を初めて全部聞いてもらい、本当の意味で心が解放されます。52才の時でした。

中村さんと別れた後、自分も彼女のように、開示しないといけない、という思いに自然となりました。その後の3年間は、それまでの52年間より濃い人生を送っている、と彼女は言います。

そんな彼女の、ラジオインタビューでの結びの言葉。

与えられる人生は平等ではない。でも、その運命を受け入れた先にこそ、幸せの道が開けてくる。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中