どうしたら彼女のように…?

3月、30数年来の友人が天国へと旅立ちました。
ご主人から報せを受けたのが、一通りの式が終わった翌日。彼女の物を片付けていて、ようやく私の連絡先を見つけたそうです。

突然に報せに言葉を失った私。
押し寄せる後悔。

20数年前彼女が四国に嫁いでからは、年賀状とたまの手紙のやりとりだけの交流でした。一度だけ、旅行先でばったり出会い、少し言葉を交わしました。元気な姿を見れただけで満足でした。

昨年から、彼女の事が何となく気になってはいたのです。一度電話しましたが、繋がりませんでした。再トライしなかったことが悔やまれてなりません。

遅ればせながらも弔問を、と主人と行ってきました。

ご主人と会うのは2度目。素朴で穏やかな、いい方です。

彼女は義理のご両親と同居していました。お舅さんは数年前に他界。お姑さんは、少し物事の判断がつきづらくなってきているそうです。3人の子供のうち、一番上の子は健常者ではありません。

ご主人が、ここ1年の様子を教えてくれました。

昨年4月に癌が見つかりました。日本では珍しい、厄介なタイプでした。入退院を繰り返し懸命に病気と闘いながらも、家にいる時は彼女はお姑さんの世話も、長男の世話も、家事も全部やっていたというのです。昨年11月にいよいよ体力的に無理になって2人を他であずかってもらうようになりました。それ以外の家事はやり続けました。

ご主人は、最後の1・2週間まで、病気の深刻さを実感できなかったそうです。

彼女がいつもいつも穏やかで、家族にも、病院の先生や看護婦さん達にも、皆に感謝しながら過ごしていたので。

自分の体を拭く力もなくなって、ご主人が拭いてあげた時、病気がどれほど彼女の体を蝕んでいたかを初めて分かった、とご主人は言いました。

私は彼女という人間の凄さを初めて知りました。

小柄で痩せていて38kgしかなかったおとなしい彼女。どちらかというと受け手で、自分からは多く語ることのあまりなかった一見平凡な彼女の中に、私には手の届きようのない素晴らしい精神が宿っていたのです。

自分が数年前、投薬治療を受けていた期間は、自分の中から湧いてくる負の思いとの闘いが多くありました。当然それは表情や言葉にも表れていました。

彼女は私よりはるかにキツイ思いをしながら、穏やかにニコニコしていたというのです。

一体どうしたら、そんなふうになれるのでしょうか?

末の娘さんとも会うことができて、主人が尋ねました。「どんなお母さんだったの?」

「いつも優しくて、何でも(話を)聞いてくれるお母さんだった」

早く逝ってしまった彼女。

彼女が遺してくれたものの大きさを
残された者達が実感していくのは、
これからだろうと思います。

彼女の友であったことが、感謝です。

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どうしたら彼女のように…?」への2件のフィードバック

  1. (本書の感想)(主人に対して)今私の心が(『新・良妻賢母のすすめ』)このような道標が欲しくてたまらなかった時本書と巡り合いました。「4.彼の真価をしっかり認め感謝する」「10.養い手の務めを果たしている夫に感謝」を読んでいるうちに、私の日常の態度に主人のかわりに本書からビンタを受けた思いで自分を反省しています(涙が出て止まりません)。

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  2. 何年か前にベストセラーになった『新・良妻賢母のすすめ』読んだことある人・実行したことある人いますか? 私は独身ですが、親友が新婚さんなので、親友の誕生日プレゼントにいずれプレゼントしようかと思い、また未来の自分の為にも読んでおこうかと、この間図書館で借りてきました。 まだすべては読んでおりませんが、ちょこっと読んだ感想は「古っ!」でした。 でもなんとなく男の人の本質は言い当てているような気もします。 他に読まれた方はどう感じましたか? 男性でも読まれた方がいたら、当たってるとかそうでないとか、どう思われたかお聞きしたいです。 またご自分でも知人でも、この本の内容を実行された方がいらっしゃいましたら……本の言うとおり、本当に「幸せラブラブ」になれました?

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