“The Shack” (『神の小屋』)

我が市の図書館には、アメリカの姉妹都市から贈られてきた書籍コーナーがあります。その恩恵をしっかり受けている私。2・3年前事故後に安静にしていた時期にも感動的な本との出合いがありましたが、昨年秋にはそれ以上の感動モノが…!

それが、”The Shack” (邦題『神の小屋』)という小説でした。

深い!…とにかく深いです!

キリスト教が背景にありますが、誰もが一度は疑問に思ったことのあるテーマが扱われているので、信仰の如何に関わらず読めると思います(一部のキリスト教会からは異端視され読まないよう言われているそうです)。人生における様々な不条理をどう受け止めて生きていくのか、主人公の人生を軸に、特別な存在との対話を通して、掘り下げられていきます。

読後、ネットで調べたら、自費出版からベストセラーになったとのこと。今月映画も公開されました。(すみれさんが主要キャストでハリウッドデビューした作品でした!)映画『アバター』の主演男優が主役を務めていることからも力の入れようが分かります。

日本で公開されたら話題になるだろうと思っていたのですが、日本での公開は未定と知り(残念!)、ブログで紹介しておこうと思った次第です。

日本語版が出ているようですので、関心ある方は是非本を読んでみてください。^^

私は沢山涙を流し、心が洗われました。

「心配の本質は、呪いである」

先日かかりつけ医の待合室本棚に本田健さんの『50代にしておきたい17のこと』(大和書房)という本があったので、待っている間、手に取ってみました。読みやすく、パラパラっと関心のあるテーマだけ拾い読みすることもできます。そこに興味深い書名が一つ。

その後図書館に行って、本田さんの著作を探しましたが、残念ながら『20代~』と『60代~』しか置いてありません。^ ^;)
多少の抵抗を感じつつ、『60代~』の方を借りてきました。

14章「子供の人生に干渉しない」の中に書かれていたのが、上記の言葉。
「心配の本質は、呪いである」ことを肝に銘じておきましょう、といった内容です。

私自身、セミナーで「心配されると信頼されていないって受け止めるのです」とお話しています。
そうは言っても、心配は母親の専売特許(?)。都会で社会人として頑張っている子供たちが、家族のラインに何日も書き込みがないと、あれこれつい思い巡らしてしまいます。
心配メールを送れば、当然鬱陶しがられます。(本田さんも書いていました^ ^;)
忙しいだけだ、と信じてみても、勝手にやって来る雑念。

そんな時読んだのがこの言葉。抜粋してご紹介しますね。
心配の本質は、ネガティヴな未来をイメージして、それが必ず起きると確信することです。一種の「呪い」だといってもいいでしょう。
…現実にあなたの心配したとおりになります。
心配は、愛の仮面をかぶった呪いです。
「心配は、ダメな未来を相手に押しつける行為だ」ということを忘れないでください。

ここまで言われると、心配するわけにいかなくなりますね。^o ^ ;

そうして気持ちを切り替えると、相手からメールが来るから面白いものです。

ミッチ・アルボムの本

最近、ミッチ・アルボムを堪能しています。
セミナー等で都会に出るたびに、田舎では買えない本を求めて大きな本屋さんに寄る私。(アナログ人間でしょ?^^;)
昨年彼の事を全く知らずに、タイトルに興味を持って買ってみたのが彼の最新作(多分)でした。読んでみて、とっても感動~!!
彼の他の著作を見ると、『天国で出会う5人』とあるではないですか…! 読んだことないけど、一時話題になった本だと気づき、次の機会に買い求めました。

少し読み進めると、…?  あれ? これ以前読んだことある!
でも、最後まで読んだ記憶はなくて、当時の私にはきっとあまり面白くなくて途中でやめちゃったのかな…と思います。(いつどこで読んだかは全く覚えていません)
今読むと心にジーンと来て、話題になったのも納得です。
やはり、色々な経験を経た今だから読めるのでしょう。

今4冊目。読み終わりたくない気持ちを抱えながら読んでいます。

彼の本は、人に優しい本です。
人生思い通りに行かなくて、悔いがあったり、伝えられなかった思いや満たされない思いがあったりして、傷ついて挫折した人の心を、全部わかって愛で包むような感じが、私はします。

また借りてきちゃった

かかりつけ医の待合室。そこにある書籍の中から一冊を手に取って読んでみると…、
う、面白い!

診察が終わり会計を済ませると、先回味を占めた私は、「あのぉ、この本お借りしてもいいですか?」
受付のお姉さん、笑顔で「どうぞ、どうぞ」

なんと、滅多に読むことのない現代日本作家の小説です! しかも全く聞いたことのない名前。
中学時代から、欧米の作家にばかり手が伸びていた私。日本人作家で進んで読んだのは、司馬遼太郎、山本周五郎、松本清張(渋いですね^^;)、三浦綾子くらいでしょうか? ノーベル賞候補と言われて久しい某ベストセラー作家の本は、一度トライして途中でやめました。(ファンの方ゴメンナサイ。)

借りてきたその日に読み終わって、後ろのプロフィールを見たら、なんと、水嶋ヒロの本でした! あ~、そう言えば以前賞を取った時、審査員が絶賛していたなぁ、と思い出し、その時の審査員のコメントにも納得。
想像だにしなかった発想、展開、先へ先へと読ませる力。
20代でこれほどのものを書いちゃう! 凄いとしか言いようがありません。

でも、

面白くてインパクトはあるけれど、

生と死について掘り下げているようにも見えるけど、

私には(私の心には)、特に何も残らないかなぁ…と思います。(あくまで私個人の感想でう。当然、これをきっかけに生きる意味について考えられた方もおられるでしょう。)

私が好きな欧米の小説って、感動して涙が出て、時に心が浄化されるんです。(勿論、当たりはずれはあります。)

それは推理小説でも!

私が最初にはまったジョン・グリシャムの処女作 “A Time to Kill”(邦題『評決の時』)は、学校の教科書にも載っているらしいです。その続編が20年以上経って一昨年出版されましたが、それも感動! それ以外でも彼の小説は、ほぼ全編ハラハラしつつ、泣かされるシーンが1つ入っていることがよくあります。

やはり、土台にあるのはキリスト教によって育まれてきた精神でしょうか?

あ、書きながら、映画 “Pay It Forward” (邦題『ペイ・フォワード』)を思い出しました。

『夢をかなえるゾウ』

横浜から帰って、かかりつけ医に行ったところ、待合室の書棚に水野敬也さん著『夢をかなえるゾウ』を見つけました。名前はよく耳にしていたので、どんなものかと手に取って読んでみると、

面白い!!

診察、会計も済ませ、ダメもとで大胆にも聞いてみました。
「本の貸し出しなんて、してないですよね?」
受付のお姉さん、一秒ほどの間の後に、にっこりと
「いいですよ」
どの本かの確認もせず、何の記録も求めずに、「都合のいい時に返してくださればいいですよ」と驚きの返答。

いい本を見つけただけでなく、無条件の信頼までいただきました!

自己啓発本は、カーネギーの『人を動かす』『道は開ける』、著者名は忘れましたが『7つの習慣』で結構満足していたので、この本が流行った頃には特に興味を抱きませんでした。

この本は、物語として面白いだけでなく(主人公とガネーシャという神様とのやりとりで何度か吹き出しました)、自己変革のポイントが凄く分かりやすく且つ深く説かれています。

優れものです!(上から目線かな?^^;)
著者の若さにも驚きです!(今の自分だからこれだけ感銘したと思う分余計に)

主人公の変わりたいという思い、神ガネーシャからの課題を実践する上での疑問、迷い、葛藤、そして実践してみて得た喜び、動機の見直し等が、『新・良妻賢母のすすめ』の原則を実践する過程にとても通じるものがあると感じました。

実践で躓いた時、読むのもいいかな、とも。

次の講座でネタにするかもしれません…^^

『スカーレット』

「プハーッ!…」
ビールのCMでよく見るシーンではありません。

夢中になって読んだ本を読み終えた(読み終えてしまった)時、私が発する音です。

先月押入れを整理していたら、20年近く前に読んだ『スカーレット』が出てきました。ご存知『風と共に去りぬ』の続編です。他に読む本もなかったこともあり、今の方が色んな意味で読解力があるだろうと、再読し始めました。

続編であることから、どうしても原作と比較され、厳しい批評が少なくなかったようですが、独立した小説として読めば、物凄く読みごたえがあり、先へ先へと読み進めさせる力があります。

そこには、20年前の私には読み取れなかった、主人公スカーレットの人として、女性としての成長が描かれていました。
彼女が、自分が愛しているのはレットだと気づいた時、彼の方は彼女への愛に疲れ果て、彼女のもとを去ります。「もう君への愛は使い果たしてしまった。何も残っていない」彼女が追いかければ追いかけるほど、彼は心を閉ざし離れようとします。
彼に自分を追いかけさせなければ駄目だと考え、レットのもとを去ったスカーレットは、様々な出来事に遭遇し、絶望し、孤独を味わいながらも、必死に生き、学んでいきます。

彼女が行きついた境地、
「彼を愛してるなら、彼にしがみつこうとしては駄目。彼に自由を与えられる人間にならなければ。キャット(娘)を愛すればこそ、(自分の思い通りにしようとするのではなく)好きに(自由に)させているように。」

そんな彼女に再会し、彼は彼女の成長を感じ取ります。「君は変わった。別人のようだ」「もう一度君を最初から知り直さないといけない」

二人の新たなスタートで、物語は終わります。

 

共感することが沢山ありました。

次は、『風と共に去りぬ』を引っ張り出して読もうかな…なんて思っています。

『トータル・ウーマン』

結婚前、先輩に薦められて『トータル・ウーマン』という本を読みました。とてもワクワクする内容で、独身時代にそれを読んだ私はラッキーでした。今は絶版になっているので、ご存じない方も多いかと思います。

先日、アンデリンさんのドキュメンタリー・フィルム、パート7を見たら、なんとその著者マラベル・モーガンは、”Fascinating Womanhood” (『新・良妻賢母のすすめ』原著)の講座の生徒でした!

1970年代、アメリカで『新・良妻賢母のすすめ』認定講師は700人を数えました。生徒の数は推して知るべし、です。29年間講師をやっていた、という方もおられます。(脱帽!)

モーガン女史は『トータル・ウーマン』で、『新・良妻賢母のすすめ』に詳しくは書かれていない性に関する内容を書きましたが(内容は覚えていません)、それ以外は全て『新・良妻賢母のすすめ』に基づいた内容でした。本はベストセラーになりました。(だからこそ、邦訳もされたのですね。)

“トータル・ウーマン”という表現自体、天使的側面と人間的側面を併せ持った理想的女性を表すものとしてアンデリンさんが用いた言葉です。モーガン女史の本には、アンデリンさんの本からの引用を示すような断りや脚注は一切ありませんでした。その事を法的に訴えるべきとの声も上がりましたが、結局アンデリンさんは何の行動も起こしませんでした。

人を、カップルを幸せにするメッセージが伝わりさえすれば、その形は問わない、と彼女が考えたからかどうかは知りません。あくまで私の想像です。

私自身、同じような内容を日本の他の書籍にも見つけますし、自分の訳書の文章をそのまま持ってきて使っている記事を読んだこともあります。その時はさすがに唖然とし気持ちが落ちましたが、内容に同意していればこその“引用”だと自分を納得させました。

モーガン女史の『トータル・ウーマン』は、間違いなく私の人生にプラスをもたらしたのですし…。